翌日―。

三浦「これしてくれる?」
聖夜「えっ‥うん」
三浦「ちょっとプリントごちゃごちゃしててさ‥整理手伝って」
聖夜「うんいいよ!」
三浦「ありがとう」
聖夜「笑わなくていいよ無理に」
三浦「じゃあ真顔で…ありがとう」
聖夜「いや逆に怖い…」

私は三浦のプリントをまとめはじめた。

聖夜「これはこれで…これはこう…」
三浦「だいぶまとまったな!ありがとう」
聖夜「これぐらい出来ないとね!」
浜崎「紅月!ちょっと!」
聖夜「なに?」
浜崎「手伝ってよ!」
聖夜「何を?」
浜崎「これ!マーカー直すの!」
聖夜「自分でやればいいのに…」
浜崎「お願い!」
聖夜「まぁそこまで言うならいいよ」
―――――――――――――
聖夜「できたよ!」
浜崎「ありがとう!」
聖夜「どういたしまして」

私は2人の用事を終え、私は…

聖夜「疲れた…」
三浦「ゴメンな?手伝わせて…」
浜崎「俺も…ゴメン…」
聖夜「大丈夫だよ?気にしないで!」
海咲「聖夜~早く帰ろ!」
聖夜「うん!じゃあね!」
浜・三「じゃあな」
私は海咲のお陰で2人から逃げることが出来た。

海咲「取り合いみたいだったよ」
聖夜「やっぱり?」
海咲「うん」
聖夜「ハァ…」
バシコ「モテモテだね!」
聖夜「ギャア!」
海咲「あっ‥バサシ?」
バシコ「バシコです!!ひどいよバサシなんて‥」
聖夜「帰ろ‥」
海咲「そだね‥」

私たちはバシコを無視して帰った。
でもバシコは‥

バシコ「待ってよ!」
プチっ…
はい‥紅月聖夜…キレます…

聖夜「お前にかまっとる余裕ないんじゃぼけ―――――――!!!」

私は近くにあったロープでバシコを電信柱にくくりつけた。

聖夜「さぁ‥帰ろ!」
海咲「さすがにあれは‥まぁいっか!」
私たちは振り向きもせずに前を向いて帰った。