I want you



「ちょっと結衣ー!!翔君となに話してたのよ ?(笑)」


「たいしたことじゃないって!そっちこそ幸せそうになに話してたのよ」


「デートの約束?」


「はいはい。お幸せに」


「てゆうか 結衣と翔君なんか遠くから話してる姿見たらお似合いだった♪」


「あのね〜翔と私は友達だし翔にはすごく大好きな人がいるんだから そういう事言わないで 」


「翔君の大好きな人?」


「そっ!変わってないって!」


「え?もしかしてまだ日向ちゃん?」


「うん」


「一途だねぇ。」



翔が日向ちゃんを好きだったことは有名だった。


「叶ってほしいな ー」

「なに言ってんの?結衣は人の恋心配するより自分頑張りなさいよ ー 」


「そうだねぇー今はやっぱりバスケが大事だから」

「再来月は私達の引退試合だもんね」

「そう!今は恋なんかしてる場合じゃない」


「さすがキャプテン !」

私は小学4年生からずっとバスケを続けていて
中学3年の今はキャプテンとして皆をまとめている。プレーの面では身長が低いから活躍出来ることは少ないから
皆の気分を盛り上げれる様に頑張っている。


プレー面でも 身長が低いなりに出来るプレーを考えて練習していて
先生に認めてもらい 中心メンバーとしてコートに立たせてもらっている。


そして私達は再来月引退試合を終えて
受験へと努力する。

だからこの期間は私にとってすごく大切。