「君たちはもう3年生なんだから、自覚を持ち過ごす様に。」
「はーい」
担任からのこの言葉で学活も終わり、
帰宅の時間だ。
「さやー帰るよー」
彼氏と仲良さそうに話すさやに わざと声を掛けると
「邪魔するなって(笑)」
と翔につっこまれた。
「あんな仲良く喋ってさー私といるときより楽しそうだし…」
「お前にもいつかあんな日が来るって」
「来るのかなぁ … まっ!今はそんなこと どうでもいいんだけど。 翔は恋してるの?」
「俺は恋してるってゆうか、あの頃から変わってないよ。」
「あの頃って … もしかして4年のとき?」
「うん。」
「へー、まだ日向(ひなた)ちゃんの事が好きなんだ。一途だねぇ ー 」
「4年からずっと好きなのに告白も出来てなくて格好悪いの分かってるんだけどさ。」
「そう ? 私は格好悪いとは思わないなー。 チャラチャラ遊ぶ人よりかは良いでしょ?」
「そうか?(笑)」
「うん。良いと思うよ。一途な人。」
「結衣ー帰ろー!!」
「ごめん さやが呼んでる。また明日ね」
「おう 明日な 。」
