I want you



家を出ると 家の前には 親友の 前川 さや が立っている。

「おはよう さや 」
「おはよう !! 」


家が隣どうしの さやと15分歩いて学校に向かう。

「 もう2年生だね 」

「 楽しみっ ! 」

「 同じクラスなれるといいけどね 」

「さやが本当になりたいのは私じゃないでしょ? 分かってるんだから (笑)」

さやには もうすぐ付き合って1年になる大事な彼氏がいる。

「たしかに しゅんともなりたいよ ? だけど結衣ともなりたいなーって」

「よくばりだな ー (笑)」

「なによ それー !」

さやは私と違って とても女の子らしくて可愛い。

「 結衣も きっと良い人見つかるよ。 ほら ! 私に言われ続けて あんなに短かった髪も こんなに伸びたし 女の子らしくなったしさ ! 」

「髪伸びたら女の子らしいってわけじゃないでしょ? (笑) それに 今は恋は今はいいの 。 今はバスケに集中してたいし 恋なんてしてられないよ 」


「だけど いい恋すること願ってるよ ? 」

「ありがとう」


そんなことを話している間に学校に到着していて
玄関にはクラス表が貼り出されていた。