『なあ?お前ら知ってる??』


陸は周りのヤツに聞く。



『俺?いや…し、知らねぇけど?

なあ?お前は…??』


そこにいた全員が首を横に振る。



怪しい、怪しすぎるぞ…。

この空気……。


クラス全体がおかしな空気に包まれている。



『あ…そうなんだ……』


俺は耐えられなくなって教室を出た。




あのクラス今何が起きてる…??


どうしてみんなあんな顔をしているんだ…?


事情を知らないのは俺と陸だけ?



何を俺の生徒たちは…



何を陽菜は…



何を夏希は…



何を隠しているんだ……??




―Side 龍貴 終―