『あれ?

恒例じゃないですか??


卒業式後に担任からの言葉、みたいなのあるじゃないですか。



あれですよ、あれ。』


島先生はおかしいなー、とでも言いたそうな顔だ。



『あーあれですか。


俺、いつも考えないようにしてるんです。


だから明日にならないと分かりません。



ま、桐島は特別だよなー?』


中村は突然俺に話を振ってきた。



『え?!


桐島先生はどうするんですか??』



え………。


そんな目で見ないでくださいよ…。



俺はただ、


『喋るの苦手なんで、手紙送るだけですよ。』


そう。


俺は手紙を送るようにしてるんだ。



『なんでですか??』


なんで…って。。