『夏希??
かなり疲れた顔してるけど大丈夫か??』
俺は机にうなだれている夏希に声をかける。
「あー桐ちゃん。
久しぶり。」
夏希は俺の腕をバシッと叩く。
久しぶりって毎日あってるだろ?
確かに喋ったのは久しぶりな気がするけどさ。
『おう、久しぶり。
生徒会はやっぱり忙しい??』
「うーん、まあね。
でもやりがいあるしね!!」
夏希はそう言って笑う。
お前、ホントすげぇよな。
先生方が噂してたぞ??
『海道めちゃくちゃ頑張ってますよね。』
って。
生徒会長になって夏希は前よりもかなり頻繁に職員室を出入りするようになった。
1日に5回以上は職員室に来る気がする。
出ては入って、出ては入って…
の、繰り返し。
俺は心配になった。
毎日のように居残っている夏希。
そんなにも頑張っている夏希のカラダが心配だった。