「相沢って、スポーツなにかやってるの?」 「いや、とくに」 「……運動神経、いいの?」 「人並み、ならな」 「自転車上手〜」 「女一人乗せてこげないほど、弱くねーっつの」 「……ふぅーん」 西川は、ギュッと俺のお腹のところに引っ付いてきた。 ……西川、ごめん。 ほんと、ごめん。 西川がギュッてしてくれるの、すげぇ嬉しいんだけどさ。 ……胸、もろに当たってんだよな。 俺は、一回深呼吸をして、西川に話しかけた。