律果を家まで送る。
すると、律果は鞄を玄関に置いて、自転車を取り出す。
「? どうした?」
「どうしたって、優の家に行くの」
「は?」
「はい、運転よろしく!」
律果は後ろに乗る気満々みたいで、俺に自転車を差し出す。
「……2人乗りって、捕まるんだぞ」
「裏道通れば大丈夫だよ〜」
笑いながら言う律果に軽く呆れながらも、「はいはい」と言って自転車に股がった。
律果も乗ったのを確認して、俺は自転車をこぎ始める。
ってか、相変わらず軽っ……。
「律果、ちゃんと掴まってろよー」
「うん」
ギュッと俺のお腹のところに腕をまわす律果。
なんだかんだで、素直なところはやっぱり可愛くて。
俺は軽くにやけていた。

