校門の前を通ると、「優太くん!」と俺の名前を呼ぶ声。
見ると、今日告白しようとしてた女の子。
「……なに?」
「ぁ、い、一緒に、帰ってほしいの……///」
「無理」
「……っ」
「見ての通り、こいつと帰るんで」
繋いでる手を持ち上げて、彼女に見せた。
まぁ、予想通り、その子は泣きながら走って行ったけど。
「優、冷たーい」
「優しくして欲しいのかよ」
「……別に」
「んじゃ、いいじゃん」
ほんと、素直じゃねーの……。
俺が告白されるたびに、不満そうな態度してんの気づいてんだから。
俺は少し照れくさそうにしている律果を見て、クスリと笑った。

