「は……なにそれ。束縛する女は嫌われるよ?」
「嫌われても、絶対誰にも渡さない!! 一生、あたしが側にいるの!!
だから……っ、
あんたなんかに、優を渡さないからっ!!!」
はっきりと言う律果を見て、川崎は目をまん丸にして驚いている。
それは……俺も同じで。
いつも、我が侭ばかりを言ってる律果が、
こんなことを言うのは初めてで。
「な、なに? 本気?」
「大真面目」
「……優、何この子。頭おかしいんじゃないの?」
「ぁー俺もそう思う」
「で、でしょっ? だから、一緒に行こ?」
俺はチラッと律果の方を見る。
目に涙をためて、俺を睨んでいる律果。
川崎に引っ張られる瞬間、
俺はギュッと律果の手を握った。

