「ねぇ、優」 「なに」 「あたしぃ、ホテル行きたいなぁ」 「冗談は寝てから言ってください」 「冗談じゃないよぉ。優だってぇ……したくないの?」 ギュッと、俺のお腹のところに腕をまわす川崎。 「あのさ、」 俺がその腕を引きはがそうとした時だった。 前から誰かが俺の腕をグッと引っ張った。 「ちょ、な……ぇ」 「その手、離してよ」 「はぁ?」 「その手、離せって言ってんの!!」 俺の腕を引っ張ったのは……律果。 って、なんでお前がここにいんだよ。