放課後になり、俺は律果のところへと向かう。 「律果ーノート、返せ」 「え〜」 「お前の所為で、こっちは大変だったんだっつの」 律果の額に、軽くデコピンをする。 すると、律果ははにかむように笑った。 「はい、ありがとう!」 そう言って、俺にノートを差し出した。 「どーいたしまして」 「あ、数学のノート貸して!」 「今日数学ないから、持ってねーよ」 「じゃあ、あたしん家持ってきてよ」 「はいはい」 律果の手を握り、学校を出る。