「じゃ、帰るか」

「うん」


俺は律果の手を握り、律果を家まで送った。






お粥を作ってくれたとき……

結婚したらこんな感じなのかな、とか思ってた。


つか、めちゃくちゃ幸せで嬉しかったっつの。


甘すぎたけど、

“美味い”って言った後の、律果の嬉しそうな顔が、たまらなく愛しくて。




まぁ……あとは、正直いうと、







一回くらい……したかったってのが、高校生男子の心情ですが。