6月。
梅雨の時期真っ最中。
「優太ー、呼んでんぞー」
「ん?」
ニヤニヤしながら、俺の名前を呼ぶクラスの友達。
視線の先を見れば、ドアのところで顔を真っ赤にして下を向いている知らない女の子。
俺は心の中でため息をつきながら、その子のところへと向かった。
「なに?」
「ぁ、ぁの……その///」
「あんさ、最初に言っとくけど……告白なら、俺聞かないから」
「えっ……」
「うん、じゃ」
「な、なんでっ?!」
「彼女いるし」
「……あの子?」
「うん」
今、ものすげぇ「なんであんな子?」みたいな顔したよな。
その瞬間、こいつとはもう話したくない、って心が叫び始めた。

