【完】マイペース彼女






しばらくすると、律果がドアを開けた。

「……ゆうー」

ドアが開いた瞬間、律果は、ヘナヘナと俺の方に倒れてきた。

「おまっ、大丈夫かよ」

「んー頭いたぁい……」

「アホ。寝てろ」

俺は律果を背中に乗せて、律果の家へと入る。

鍵をかけ、俺は律果の部屋へと足を運んだ。


「お前……暖房きったな」

「だって……暑かったんだもん」

「んだもんじゃねぇよ」


俺はそっと律果をベッドへと寝かせる。

「やだぁっ! 抱っこ〜っ!」

「寝ててください」

腕を伸ばしてくる律果に、俺ははっきりと言う。

律果は、頬をプーッと膨らませて、俺を睨んでいる。



この可愛い顔に負けちゃダメだ、

負けんな俺。




自分にそう言聞かせながら、俺は来る途中に買ってきたプリンを律果に渡した。