学校に行けば、俺のところに誰かが寄ってきた。
「あれ? 律果は?」
佐伯美和子(サエキ ミワコ)。
律果の1番仲のいい女友達だ。
「ぁー今日熱だして、学校休み」
「あらら。律果、相当凹んでるだろうね」
「おぉ。朝も、学校行こうとしてて、止めるのが大変だった」
「ははっ」
佐伯は「律果にメールしよ〜」と言って、ケータイを楽しそうに開く。
俺もケータイを開くと、さっそく律果からメールがきていた。
【暇、暇ぁ。
頭痛いー;
助けて、優
律果】
具合悪いのか、暇なのか、どっちだよ。
そう思い、俺は苦笑いしながら返信をした。
【佐伯が心配してんぞー。
早く寝て、明日学校これるようにしとけ。
優太】
そうメールを送ると、ちょうど担任が教室に入ってきた。
「じゃあ、戻るね」
「おぅ」
佐伯は「ばいばい」と言って、自分の席に戻って行った。

