「放課後きてやっから、大人しく待っとけ」
「……迷惑メールしていい?」
「寝てろよっ」
「……じゃあ、ラブメールは?」
「ちゃんと寝ればな」
「うん、いっぱい寝る」
律果はそう言って、ゆっくりと階段を上がって自分の部屋に戻って行った。
そんな律果を見て、俺は苦笑い。
「ごめんね、優太くん。いつも律果が迷惑かけて」
「いえ、可愛いですから」
「ふふ、ありがとう。じゃあ、学校、頑張ってね」
「はい。ありがとうございます」
俺は軽くお辞儀をして、学校へと向かった。
ふと、律果の部屋の窓を見れば、カーテンの隙間から俺を見ている。
そんな律果を見て、軽く吹き出しながらも、俺は手を振った。
すると律果は、小さく手を振って、カーテンを閉める。
そんな律果が、愛しくてたまらなかった。

