【完】マイペース彼女







机に2人で並んで座る。

「ねぇ、優」

「ん?」

合間にキスをしながら、ゆっくりと話す。

「あたしのどこを好きになったの?」

こいつ……この前の会話聞いてたな。

「……笑わない?」

「え、どうだろ。内容による」

「言うと思ったっ。まぁ……いっか」

俺はチュッとキスをして、ゆっくり話し始める。

「俺さ、律果に憧れてんだ」

「へ?」

「律果ってさ、すげーマイペースじゃん」

「じゃんって言われても……」

「自分の思ってることなんでもみんなに言って、自分の考えを突き通すっていうの?
端から見たら、すげーマイペースで、自己中なやつでしかない。だけどさ、俺からしたら、すげぇと思うんだ。自分の考えなんて、言う勇気ってのもあるだろ? 俺、なんだかんだでそういう所ないからさ。

律果の性格知って、どこか憧れてる部分があった。

まぁ、そこから、惹かれていったっていうか」

「……」

「だから、周りの奴らが”マイペースだ、自己中だ”とか言ってても、俺は褒め言葉にしか聞こえない。俺は、そんな律果が好きになったから」


そう言うと、律果はギュッと抱きついてきた。

耳を、真っ赤かにして。