「ぁ、これ欲しい!
いや、やっぱこれ! こっちも!」
「ぁーはいはい」
目を輝かせて、アクセサリーを見ている律果は、悔しいけど……可愛くて。
俺は顔が少し赤いのを隠そうと、下を向く。
「優、これ! これにする!」
律果が指をさしたのは、ペアリング。
片方は、ピンク色の石が埋め込まれていて、もう片方はブルーの石。
「……」
ぶっちゃけ、俺、値段見て言葉を失った。
いや……あるんだけどさ。
「ダメ?」
目を輝かせて聞いてくる律果に、俺はノックアウト。
「すみません、この二つください」
俺、しばらくフルーツ牛乳決定だな……。
俺は、お小遣い八ヶ月分を支払って、小さな箱にラッピングをしてもらい、受け取った。

