「律果……俺の親父の、転勤が決まったんだ」 「え……」 「勤務先は兵庫」 「……」 「ごめん、俺、行かないといけない」 「……うん」 「ごめんな」 「うん……」 律果の大きな瞳から、 大粒の涙が溢れ出す。 ごめん……律果。 「律果……約束、破ってごめん」 絶対離れない、って……言ったのにな。