翌日、俺はいつも通り律果を迎えに行く。 「優、おはよっ!」 「おっす」 律果の手を取って、学校へと向かう。 「文化祭、もうすぐだな」 「ね〜っ! 楽しみ!」 「……うん」 「? 優?」 「……いや。 文化祭、楽しもうなっ!」 「うんっ!」 律果の頭を、クシャクシャと撫でる。 このとき…… 本当は、思いっきり律果を抱きしめたかったんだ。 キスして、 律果の存在を確かめたかった。