軽く落ち込みながら、律果を家まで送る。 「ぁ、そうだ」 「?」 「律果、お前、文化祭佐伯とまわる?」 「え? 優とまわるよ?」 「……ふはっ」 「ち、違うの?」 「いやっ、俺から誘おーかなって思ってたんだけどっ」 その必要、なかったわけね。 律果の中では、 もう一緒にまわることが決められてたわけだ。 何気ないことが、 たまらなく嬉しい自分がいた。 「んじゃ、また明日」 チュッと額にキスをして、自宅へと向かう。