生徒会室に向かってる途中、いきなり後ろから目隠しをされた。
……この手は、俺の知ってる中でたった一人。
「律果、離せ」
「ちぇっ。なんでわかったの〜?」
「何度も握ってるからな」
「そっか」
「んで、どうした?」
「優が教室出て行くの見たから、ついてきたの」
「一応聞くけど、作業は?」
「サボり」
はぁ……。
平気な顔してそう言う律果。
俺は苦笑いで返す。
生徒会室から金槌を借りて、教室に戻る。
「あれ?」
教室には、もう誰もいなかった。
机も、後ろに片されていたのが、全部元に戻っている。
時計を見ると、もう18時を回っていた。
あぁ……もう、下校時刻か。

