唇を離し、そっと額を合わせる。
「……いい?」
「う、うん……」
「怖いんなら、無理すんな」
「ううん、大丈夫……」
ギュッと、俺の首に腕をまわす律果を抱きかかえて、そっとベッドに押し倒す。
「ってか、久しぶりだな、ほんと」
「……」
「止まんなかったらごめんな」
「バカじゃんっ」
はにかむ律果に、もう一度キスをする。
次第に、キスを深くしていく。
ほんの少し開いた口も見逃さず、ゆっくりと舌を忍び込ませる。
触れる度に、律果の甘い声が俺の理性を刺激していくんだ。
「律果……好きだよ」
そう、耳元で、囁く。
その日の夜……
俺と律果は、一つになった。