【完】マイペース彼女







「今日の夕飯は?」

「レストラン!!」

「……はい?」

「ほら、駅前にあるでしょ? 久々に食べたいなーって!」

「……はいはい」

「朝は目玉焼き焼いてあげる」

「楽しみにしてるよ」

……こいつが、朝寝坊しないことを祈っとこう。

そんなことを思いながら、俺はとりあえず自宅へと向かった。



「えーそのままレストランでいいじゃーん」

「財布持ってきてねーもん」

「あたしもってるよ?」

「彼女に金ださせるかよ」

「……変なのー」

「いいよ、変で」


そう言うと、律果はギュッと俺のお腹にまわしてる手に力をいれる。

そして、小さく、

「ありがと」

と、呟いた。