【完】マイペース彼女







ってか、俺料理できねーよっ!!

咲のことだ。

絶対、おかずなんか作ってない。


「……大丈夫、だよな」


俺は、律果へと電話をかけた。


『も、もしもし?』

「ぁ、律果? 俺。あんさ、今家に俺一人でさ、悪いけど……泊まってってくんね?」

『え?』

「料理作れねーし……。

まぁ、律果と一緒に朝迎えるのも、してみたかったし?」

『え〜』

「頼むって」

『……じゃあ、迎えにきて?』

「了解。んじゃ、今すぐ行くから、準備してろよー」

『しょうがないなぁ』


俺は電話をきり、思わず吹き出した。

”しょうがない”なんて言いながらも、

少し声が嬉しそうだったのを、見逃さない。



ほんと、素直じゃねーの。