はぁ……俺はどんだけ、あいつに惚れてるんだろう。 なんつーか……ほんと、惚れたら負けだよ。 泣いてる姿も、 怒ってる姿も、 いじけてる姿も、 全部愛しく思えるんだ。 ……かなり重傷だな俺。 そんなことを思いながら苦笑いをしてると、咲が部屋のドアを開けた。 「ノックしろよ」 「ねぇ、これから彼氏の家行ってくるから」 「はぁ?」 「考えてみれば、合鍵もらってるし♪ じゃね!」 そう言って、咲は鼻歌を歌いながら行ってしまった。 ほんと……突然すぎだっつの。