しばらく時間が経ち、もうすぐ18時。 「……律果ぁ、起きろー」 「んー……」 「そろそろ着替えろ」 律果が寝ている間に、着替えを済ましたし。 あとは…… 「ほら、花火、やる時間なくなるぞ」 「えっ?!」 がばっと起き上がる律果。 そんな律果をみて、優しく微笑んだ。 「海にきたら、花火だろ?」 「嘘……」 「早く着替えてこい」 「うんっ!!」 すっかり元気になった律果は、更衣室へとダッシュ。 そんな律果を見て、俺は苦笑い。 あそこまで喜んでくれると、 やっぱ嬉しいわ。