【完】マイペース彼女







「ただでさえ、水着で冷えやすいのに、トリプルなんて食うからだ」

「……だってぇ」

「ったく……」

苦しそうに「うぅ」と項垂れてる律果を見て、俺は苦笑い。

「しばらく寝てろ」

「うん……」

そう言って、そっと目を閉じた律果に、優しく口付けた。




唇を離せば、目を閉じていても、顔が真っ赤な律果。

そんな律果を見て、思わず吹き出した。