【完】マイペース彼女





「わぁ〜っ!」

「おいしそー!」と目を輝かせて、トリプルアイスを見ている律果。

「……腹壊しても知らねーぞ」

「だいじょーぶっ! そのときは、優が看病してくれるでしょっ?」

律果は、自信満々にそう言った。

アイスを頬張って「おいしー!」とニコニコしてる。


あぁ、そうだよ。

悔しいけど……律果の言う通りで。



ほんと……敵わねぇよなぁ。




アイスを食べ終わった後……予想通り。



「うう……お腹いた〜い……」

「だから言ったろ……」


休憩所で、畳のところに律果を寝かし借りた毛布を律果のお腹にかける。