【完】マイペース彼女





「えーなんで?」

「似合いすぎてるから」

「……なにそれ」

「うっせ」

「ふふっ」

律果は、パーカーを受けとった。

「優、顔真っ赤〜」

クスクスと笑う律果。

「ありがと、優!」

そう満面の笑みで言う律果に、俺の顔はさらに熱くなる。

だから、可愛すぎなんだって。

律果の手を取り、歩き始める。

「優、アイス食べたい!」

「はいはい」

アイスを買いに、お店が並んでる方へと向かう。