更衣室で着替え、俺は外で律果を待つ。

とりあえず、パーカーもってきたからいいけど……。


……ってか、ちょうどお盆の最終日だから、人めっちゃ多いし。


「ゆーう!」


俺の名前を呼ぶ声が聞こえ、振り向くと……ビキニ姿の律果が。


「おまたせっ!」

「ぁ、うん……」


ぇ、え?

律果は、胸の真ん中に大きなリボンがあるピンク色のビキニ。

それは、もう……思わず動きが止まるほど、似合っていた。


「優?」

「……あんさ」

「?」

「悪いけど、これ着て?」

俺は、もってきたパーカーを差し出す。