「ほら、乗れよ」 「言われなくても」 そんな素直じゃない言葉を言って、西川は来るときみたいに俺のお腹にギュッと腕をまわす。 「ぁ、西川、家まで送るから、どのへん?」 「ぇ、いいよ。公園までで」 「いいから。こんな時間に、女一人で帰らせるかよ」 「……えっと、公園近くのコンビニあたり」 「了解」 俺は、とりあえず公園へと自転車をこぎ始める。 「ねぇ、相沢ー」 「ん?」 「……好き」 「……はぃ?」 俺は、思わず自転車を止めた。 え……? え? 今、なんつった?? すき……?