【完】マイペース彼女







一通り遊び通し、夜八時に解散。

「じゃあ、また遊ぼーねーっ!」

「うん、ばいばーい!」

西川が友達と別れたのを見て、俺は自転車をとりに自転車置き場へと向かう。

「あ、相沢っ」

「ん?」

その途中、同じクラスの萩原に話しかけられた。

「あ、あの……っ、
あ、相沢のこと好きです、つき合ってくださいっ」

顔を真っ赤にして、言う萩原。

俺は、「ぁー」と少し上を向いて、

「ごめん」と、答えた。

「萩原のこと嫌いとかじゃないけど……その、他に、好きな奴いるから」

「……そっ、か」

「ごめん」

「ううん、じゃあ……」

「ん、お疲れさん」


萩原の頭に、ポンと手で軽くたたき、自転車に乗って出口まで向かった。