そよ風でなびく、彼の綺麗な髪が…凄く絵になっていて…綺麗…


無意識に私はその美しい彼に手を伸ばしていた…



ガシッ

「キャ!?」


いきなり両腕を捕まれ押し倒された

さっきまで寝ていた彼が、カッと瞳を開き私を見下ろして強い光で睨んでいた


―茶色い瞳


カラコンでもなさそう


綺麗だな―


こんな状態なのにそんなこと思う自分に驚いた


自分で自分が分からない


不良とか恐くて、関わらないようにしてきた


彼もその分類に入るのに


でも何か…違う気がした…