「芹沢くーん!おはよう!」


叫びながら彼に近寄った


ビックリした表情で周りは私を見たが気にならなかった


一番驚いていたのは芹沢君だけど


そんなの気にせず私は話しかけた


「どうしたどうした!?元気ないぞ!ちゃんと朝御飯食べた!?」


無駄に明るい私に芹沢君は呆気になっていた


「…あ…あぁ…」


「ちゃんと寝た??」


「イヤ…」



「え―!?駄目じゃんちゃんと寝ないと「あのさ」


芹沢君が私の言葉を遮った


「俺に近づくなって言ったよな」
冷たく視線を向けた

ズキンっと胸が痛くなったけど、冷静を装う


「うん」


「なら近づくな」


「どうして?」


「だから…っ……」


彼は溜め息をついた


前髪で表情が見えない


「お前何なの。ホント」