カサカサ
背後から、紅葉を踏みしめる音がした
「ああ?だれだ」
思いっきり不機嫌な顔をして振り返るとそこには
「歳三、たいへんだ…」
真剣な顔をした鈴が立っていた
「んだよ、てめぇかよ。俺は今から大事な用があんだよ」
そういって、土方がしっしっと手で払うと、今度は着物の裾をガシッとつかまれた
そして、こう言ったのだった
「でたんだよ、化け紅葉が」
くだらねぇ
そう心で思うも、気持ち悪さのため、上手く言葉をはっせない
「総と平助が襲われてるの!!はやくっ」
そういって、鈴は土方をぐいぐい引っ張り、奥に進んでいく
「ちょ、まちやがうぇ」
最後の方は言葉になっていなかったが、なんとか足を踏ん張って抵抗する土方
「もおっ!!なにやってんの、早くして!!」
「うおぇ」
そんな土方はお構い無しに鈴がグイッと着物を引っ張ると、土方は奇っ怪なうめき声をあげてなされるがまま連れていかれた
(てめぇ、あとで覚えとけよ…)
土方は、心の中で思った


