────ってわけよっ!!」
平助が、一通り説明してくれた
「と言うことは、化け紅葉は、ただの勘違いだったってことか」
と言って、腕を組みながらうんうん頷いた
さっきまでビビっていたことは、忘れよう
それにしても、斉藤さんは試衛館を探しているのなら、早く案内してやるべきではないのか
そう思って総司をみると、同じことを思ったのか頷いた
そして、
「いい事おもいついちゃったなぁ」
と総司は、楽しそうに言った
「いい事ってなんだ?」
興味津々という感じで尋ねる平助を手招きする総司
「なんだ?─────いひひっ、面白そうじゃん」
そして、総司から耳打ちで何かを聞いた平助は、ニヤッとわらった
「総、なに話してるの?」
怪訝そうに見詰める私に、またしても笑顔で手招きする総司
私が近づくと、総司はニヤッとわらった
「実は、──────」
総司の企みを聞いて、私はニヤッと笑った
総司にしては、いい考えだ
そして、私と平助と総司はニヤッと笑いながら、斉藤の方をむいた
「一君、君に頼みたいことがあるんだけど」
総司の言葉に、首を傾げる斉藤
「頼みとは?」
「ちょっと、一役かってほしいんだけど──…


