その頃─── 「じゃあ、夜にデカイ紅葉見つめてたら、町娘に急に悲鳴をあげられたって感じか」 「ああ」 平助は、あろうことか、化け紅葉と会話していた いや、化け紅葉というより、美青年といった方がよいだろうか 「あ、そう言えば、名前いってなかったなっ!おれは、藤堂平助。あんたは?」 「斉藤一だ」 「じゃあ、一君だな!!」 「ああ」 和気あいあいと話す二人 なぜこうなったかと言うと、遡る事数分前────