「ん?」


化け紅葉はこちらの存在にきずいたのか、ゆっくり紅葉をしたにずらす



ゆっくり、ゆっくり紅葉がしたにずれていく



ゆっくり、ゆっくり、ゆっくり


「やっぱりむりいいいい!!」


やっぱり、私には化け紅葉の顔をみる度胸はなかった

「ちょ、鈴!」


私は、一目散に逃げ出した


















「鈴ってばっ!!」


平助は、鈴が走り去った方を見つめる


(もおちょっと背中にくっついててほしかった…てか、離れんなよって言ったのに)


心の中で色々な思いにはせる平助の頭の中には、もはや、化け紅葉など残されていなかった


それからもあれやこれやと自分の世界にはいった平助を現実に戻したのは、紛れもなく、化け紅葉だった



「考え事中にすまない。ききたいことがあるのだが…」


いきなり後ろから聞こえてきた声に、はっと我にかえる平助


全身から冷や汗が流れる


「くそっ…化け紅葉!お前になんか負けねぇっ!」


意を決したように、勢いよくめをつぶり、振り返る


そして、ゆっくり目をあけると…



「……し、死なない?」