そして、次に向かったのは道場
たしか今日は、土方と総司が稽古してるはず
私と平助が廊下をスタスタ歩いていると
「よお、鈴に平助」
「こんな所で逢い引たぁ、しけたことしてイッヅァ!!」
ふざけた事を抜かす新八の脛を思いっきり蹴りとばす
「佐之さんに、新八っつぁん!」
平助は、佐之助と新八と仲がいい
だから、『佐之さん』や『新八つぁん』とよんでいる
佐之助や新八も、平助をよく可愛がっていた
「平助、今からどこいくんだ?」
佐之助の言葉で、忘れかけていた目的を思い出したらしく、平助が説明をはじめた
「──って訳だよ」
平助の説明をききおえると、佐之助と新八は顔を見合わせた
「なぁ、佐之」
「あぁ、新八」
二人は、深刻な顔でゆっくりとこちらをみた
「な、何だよ二人とも」
ビビりながらも、目をそらさない平助
「なにかあるのか?」
痺れを切らして私がきくと、佐之助がおもむろに口をひらいた
「お前ら、化け紅葉をしんねぇのか?」


