次に向かうは、山南の部屋
スタスタ二人で歩き、山南の部屋で立ち止まる
「鈴だ。入る」
「鈴ですか、おはいりなさい」
毎度毎度だが、私の失礼な物言いを暖かく許してくれる山南や勝太には、感謝感謝だ
部屋に入ると山南は、お団子を三人分出してくれた
「ちょうど、町から帰ってきた所だったんですよ」
と、微笑みながら「どうぞ、食べてください」と言う山南に、平助と二人で、満面の笑みをうかべ
「「いっただっきまぁすっ!!」」
と元気よく言った
「ふふっ、二人とも元気ですね」
と、山南は目を細めた
そして、団子を食べ終わると、山南に勝太にしたのと同じ説明をする
ちなみに、勝太に了承を得たと付け加えると、山南は笑顔で答えてくれた
「えぇ、いいんじゃないですか?私も行かせてもらいますね」
「山南さん、ありがとうっ!!」
嬉しそうにニカッと笑う平助
そして、山南の部屋をあとにした
「まぁ、ただの噂ですしね……」
山南の呟きは、誰にも聞かれることなく消えていった


