スパンスパンスパンッ


「やるじゃねぇか」


「あんたこそなっ」


スパンスパンッ



動きの早さについていけない


二人とも、強い

いや、格が違う


素直にそう思った


だとしたら、きっと新八も……


と思て、新八がいたほうを見ると


「いない……って、あ!!」


また平助の背後に回り込もうとしていた


皆打ち合いを見るのに夢中で、全く新八にきずかない


平助も気づかない

助けなきゃ


私は、新八の方へはしった

だがその時には、木刀を大きく振りかぶっていた


「もらったぁっ!!」


叫んだ新八に、やっと平助も気づく


一か八かだ


私は、手に集中力を高めて、思いっきり新八の足元に滑り込んだ


そして、足首をガシッとつかんだ



「おっ、とっと、おわぁっ!!」



バランスを崩した新八は、平助の方に倒れる


「わっ!!……っぶねぇな」


「新八くんじゃね…おわぁ!!」



平助が新八をスレスレでよけると、その後ろにいた佐之助と見事にぶつかった



めを回して倒れる二人


「ふぅ、やっとかたずいたか」


そう言って、木刀を置く平助

長い髪が、汗でぐっしょりぬれている


「平助って、強いんだね」


私が言うと、平助は照れたように頬を赤くした


「まあな!!」

と言って、ニカッとわらった


そして、今度は真剣な顔になった


「もし、俺が最強になったら、俺と「なにしてるの?皆で楽しそうだね」



平助の言葉を遮って、現れたのは、みたらし団子のタレを口にくっつけた総司だった


「やだ、総。口にタレくっつけて」


私が言うと、総司は、倒れている新八の着物で綺麗にタレを拭き取った


「総司ぃ…大事な所できやがって」


そう言って、悔しそうにする平助


大事な所とは、いったいなんの事だ?


まぁ、私には関係ないか