「私が案内できるのはここまでだ。お前たちは何のようがあるんだ?」
その質問に、ニヤリとわらう二人
そして、新八がバカでかい声でアホみたいに叫んだ
「たーのーもー!!」
次に、佐之助が叫んだ
「俺たちゃ、道場破りだ!!だれかいねぇのか!」
「ちょ、どういうこと!?それに今は」
平助と門下生しかいない
私としたことが、不覚だった
用件も聞かずに連れてきたのがまちがいだった
それにしても、試衛館にはよく道場破りがくるな
そんな事を呑気に考えていると
「なんだ、聞こえねぇのか」
と佐之助が言った
それを合図に、ズカズカと敷地内に入り、道場にむかう二人
これは、私じゃ止められなさそうだ
私は、仕方なく二人の後をついて言った
そして、道場までつくと
バンッ!!
思いっきり戸をあけた
視線がこちらに集中する
やはり、予想通り平助と門下生しかいなかった
「俺たちゃ道場破りだ!!こんなかで一番強い奴はでてこい」
佐之助の言葉に、門下生が一斉に平助を見る
すると、その視線を感じたのか、平助が佐之助の前に出てきた
「俺が相手してやる」
平助は、自分よりはるかにでかく、年上相手に臆することなく木刀を突きつけた
平助が戦ってる所なんて見たことがないから、どれくらい強いかなんてわからないが、今の平助は、なんというか、頼もしかった
そんな平助をみた佐之助は、バカにしたように笑いながら、近くの門下生から木刀を奪い取る
「こんなガキが一番強ぇのか」
その言葉に、顔を真っ赤にして怒る平助
「ガキ扱いすんなっ!そーゆうのは、俺にかってからいえよな」
「ほう、言ってくれんじゃねぇか」
お互いに木刀をもって構える平助と佐之助
息をのむ門下生たち
そして、平助の後ろから忍び寄る新八
そんな新八に、忍び寄る私
そして、足に集中力を高めてそのまま
ガンッ
「ーーーーっ!?いって゛ぇ!!」
思いっきり新八の脛を蹴り飛ばした
「なんだ!?っておわっ!!」
振り返った平助に、すかさず攻撃する佐之助
それを受け止める平助
「平助!!新八は私が殺っとくから、佐之助は任せた!」
私がそう言うと、平助はニカッとわらって頷いた
新八は、脛を押さえて痛みに悶えていた
突然叫んだ新八に、門下生は奇妙なめを向けていた
だが、次第に平助と佐之助の打ち合いに向けられていく


