翌日、もう日がのぼるころ、私は土方の部屋に向かった
「ねぇ、鈴檎。土方さん、あの人達みたらどんな反応するかな?」
もちろん、楽しそうに笑う総司と共に
「ふふふ、楽しみ」
ワクワクしながらだ
「失礼しまーす」
総司が間延びした声をあげて部屋に入ると、そこにはすでに、ニコニコした勝太、そしてニヤニヤした平助、どこから持ってきたのか、茶をすする山南
そして
「チッ」
かなりイライラして仏頂面の土方
私は総司と顔を見合わせてニヤッと笑った
そして、平助の横に座ると「あの二人、もう少しでくるぞ」と耳打ちされた
私、ニヤニヤ顔で頷いた
それから少しすると
「こんちあ」
「失礼するぜ」
佐之助と新八がズカズカ部屋に入ってきた
そんな二人をみてあからさまに嫌そうに整った眉をひそめる土方
(((ぷっ、予想どうり)))
平助、総司、私は顔を見合わせて思った