道場につくと


スパン

スパン


土方と道場破りと思われる男が試合をしていた


土方は、かなりの剣の腕があり、その土方と互角に打ち合える男も、かなりの剣の腕があった



だが、次第に押されていく土方


そして


スパンッ!


「一本!!山南」


審判の声が響いた


「なっ……負けただと」


呆然とする土方に、道場破りこと、山南が爽やかにいった


「他に相手をしてくれる人はいますか」


ざわつくが、土方を倒した者に勝自信など、普通あるわけがない


誰も名乗り出ないなか、一人の普通じゃない奴がてをあげた


「はぁーい!!俺がお相手しまぁす!!」


馬鹿みたいに間延びした声をあげたのは、総司だった


「それでは、お相手お願いします」

山南が、早速構えの体制にうつった


総司は、土方の手から木刀を奪って構えた


「土方さん、審判お願いします」


総司の言葉を聞いて、やっと我に帰った土方は、まだぼうっとする頭を叩いた


「チッ……始め!!」

謎の舌打ちのあとに、土方の合図が道場に響いた