「おい!!!クソガキ!!!!」
「よくも俺たちをコケにしてくれたな!!!」
すると、いきなりの浪士の登場に、目をパチクリさせた勝太は、少し考えたあと、急に笑顔になった
「もしや!あなた方はここの弟子入り希望かな!???」
急に目の前に現れた汗びっしょりの厳つい男に、うっ、と浪士たちは少し引く
「なにをいってんだ?」
「こんなおんぼろ道場!たいして強い訳でもない、へっぽこ道場に、入るやつなんているわけねえだろが!!!」
と、その言葉を聞いた瞬間、勝太の顔から笑顔が消えた
「聞き捨てなりませんな」
いつも温厚で、太陽のように暖かい勝太だか、それとはちがう熱さをかんじる
多分、怒ってる
私と美青年は、ゴクリと息を飲んでその様子をみつめる
「聞き捨てならないもなにもなぁ、こんな道場じゃ、どーせ弱っちいのしかいないのなんてみればわかるよなあ??」
「ああ、そのとおりだ」
道場をバカにしてわらう浪士たちの言葉を静かにきくと、勝太は木刀をかまえた
「では、試してみますかな?おんぼろ道場の実力を」
構える勝太に、顔を見合わせてわらう浪士
なんなんだいつら、なんにもわかってない
ふつふつと沸き起こる怒りに、思わず身を乗り出そうとするのを隣の美青年にとめられた
「男の誇りをかけた戦いだ。水を差すようなことをすんじゃねぇ。悔しかったらよく見とくんだな」
なによ、腹立つ
でも、今ま私が出てっても、ただの足手まとい
「ちっ」
美青年のように、舌打ちをして、私は大人しく見守ることにした


