「おい!まだか」
「そこを左にまがったらよ!!」
依然浪士に追いかけられている私達
後少しで、あの古ぼけた看板がみえる
「「とまりやがれ!!!、」」
後ろから浪士の怒鳴り声が聞こえてくる
「だれがとまるかクソ野郎!!!」
そんな声をものともせず暴言を吐く美青年
そして、キキキーーーっと左にまがると
「みえた!!あの道場よ!!!」
【試衛館】
「ああん??なんだあのボロ道場はよ」
ギロっと私を睨む
今度は臆せずへへんと鼻をならす
「いいからはいって!!」
「ちっ」
不機嫌そうに舌打ちをして、美青年はおんぼろ道場へ勢い良くはいった
はいるやいなや、私は大声で叫んだ
「かーーーつーーーたーーー!!!」
そんな私を気味悪そうな顔でみる美青年
少しすると、
「どうした!!!なにごとか!?!?」
汗びっしょりの勝太が、木刀をもってすっ飛んできた
「ご!ごりら!?」
勝太を見るやいなや、まるで化物を見るかのような顔で失礼なことを言う美青年
勝太は、私と美青年を見るやいなや、こちらへものすごい勢いできて、私をばっと取り上げた
そして、ペタペタと私の体を調べる
「よし!怪我はないようだ!」
そういうと、美青年に向かって深く礼をした
「鈴をここまで届けてくださったのですね!!ありがとおおおおおおおおおおおございます!!!」
勝太の豪快な感謝の言葉に、二三歩ほどひく美青年
「い、いえ」
と、そんなことをしていると、さっきの浪士たちが試衛館に到着していた


