なんだか、この場でお沙代さんを見ていたくなくなったので、そっと私は立ち上がり歩き出した
と、その時だった
「よおし決めた!」
お沙代さんの雄叫びのような叫び声に、驚いて振り向く
そこには、なぜか晴れやかな顔をしたお沙代さんが立っていた
もしかして、総司に想いを伝えるのだろうか
そうしたら、総司はどんな顔をするだろうか
総司のことだから、俺は修行の身ですから、とかいいそうだが
でも、もしかしたら…
モヤモヤ考えていると、お沙代さんが歩き出してしまう
「あ!ちょっとまって
そして、なぜかそれを追いかけてしまう
なんで追いかけてしまうのか、自分でもわからない
それに、こんなに総司の事で考えた事がなかったから、自分でも戸惑う
そんな気持ちとはうらはらに、お沙代さんはあっという間に総司の元にたどり着いてしまった


